物心付いた子供の頃から 店で回っていたコンプレッサーが壊れた・・・・
急にシューという音がして減圧していく・・・ どこからエアーが漏れているんだろう?
ここから 漏れているみたいだけど、、、これは一体何だろうか?
ん~~
これは エアーがいっぱいになったら 気圧を感知して電源を切る仕組みになっているみたい。
ふ~ん。。。 もう一本のエアー管が裏側に来ていて そこからエアーが漏れてる。。。
大社長 : そんなもん 新しいの買えよ いくらもしやしねぇよ!
捨てるのは簡単だけど このコンプレッサーには想い出がいっぱいあるし そんなに簡単に捨てられないんだよ。
新しいコンプレッサーだって 大してもちゃしないよね、最近の道具ってみんな寿命が短いから。
これは 少なくても もう50年も毎日動いてたんだ、捨てるのは簡単だけど そうはいくかよ。
自転車屋だからなぁ 構造を理解するところから始めないと分からないぞ・・・
どこだ? どこが壊れたんだろう・・・・ オイルが無い!! ヤバイ 焼き付いたか?
オイルゲージから エアーが逃げて来るって事は、逆流弁が効いてないって事だよな・・・
ヤバイ これ折れてる・・ でもまぁこれは構造上は上下する合わせの意味しかないから大丈夫
取り敢えず、バラして掃除してみよう。
50年振りにオーバーホールって事で、分解してます。 難解 難解、、、
逆流するって事は この弁が正常に働かないのだと思う・・・・ 絶対ここだ 頼む直れ!
このシリコンゴムみたいな部分がエアーを止める部分、このシリンダーの動きが詰まったとしか考えられない。
シリンダー等を 研磨して組み直し。 絶対ここだ!
組んで スイッチオン! 2気圧辺りでチェック・・・ ピストン側への逆流は止まった。
良し! うまくいった 思った通りだ。
でも 違うところがシューシューいってる 弁の繋ぎ部分だ・・・もう一回 バラそう。。。
古いから外した時にパッキンが破断したんだ・・・ う~~
MTB プロショップなめんなよ、ロックショックスの補修パーツ箱をひっくり返してOリング物色!
うっしゃっしゃ これでどうだ! 止まれ!
バッチリです。 よ~し もう一回 今度は7気圧まで上げてみます。
エアー漏れも全く無し、逆流もしない・・・ よっしゃ!
自動キャンセルも バッチリ!
ここまで やったところで 注文していた Vベルトが到着! グットタイミングですね~
これを交換したら 完璧です。
ふ~ これであと 何十年か動いてくれよな。 これからは水抜きやオイル交換もマメにやるから。
50年以上毎日動くなんて・・・ 昔の道具は本当に良く出来ているなぁ 良かった 良かった。
いつも 気にせず使っているエアーですが、ご来店の際は温かい目で見てやって下さいね。