昔懐かしい ロット式ハンドル
現在 新品が残っているとしたら奇跡としか言いようがない。
実用車のハンドルやラッキョパイプ(らっきょ棒・短棒とも言う)、運搬車にしかついていなかった補助フォークなど。
こんな風にリアのブレーキ棒は折れてしまって、もはや修繕部品はありません。
どれも20~40年という歳月を働き続けた自転車達です。(これはサイドカーです)
千葉県で最後に残った君塚リヤカーさんが、廃業となってもう10年以上となりますが正に職人技と表現する仕事でした。
自転車を持ち込み、一台一台現物合わせて一発で仕上げてくれました。
そんな時代も過ぎ、マスプロメーカーが次々に実用車(ロット式ブレーキ)の完成車生産を終了。
というわけで そんな時代に活躍してきたハンドル達をご紹介。
エスガタ上がりハンドルです。最後まで実用車を販売していたハットリなんかに採用されてました。
上がりハンドル この上がり加減 涙でますねぇ~ ブリヂストンのジュピターなんかについてました。
出たぁ~ 一文字ハンドル!!
これは 運搬車なんかに使われてました。 現物ないですがカーブがもう少し全体で曲がっている トンビ と呼んでいたハンドルもありました。
並べるとこんな感じです。 それぞれ個性があってどれも素晴らしい。
これらは 全て 日東製 日本で造られた最高級ハンドル達です。
それから こいつが補助フォークです! 右側の錆びた補助フォークは屋外使用で過酷に使われて来た35年程度前のもの。 頑張ったなぁ~~
荒井ブレーキ製の補助ホークです。ハンドルポストのクランプ部分はSUSです。
もう 二度と生産されることはないであろう ロット式ハンドル達でした。
KRGでは、五井地区で50年以上に渡り彼らを嫁がせ見てきました。大社長が納品した自転車は今日でも使用されているエリアでもあります。
ロット式ブレーキの軽快車や実用車は、出来れば捨てずにレストアして残して欲しいと思います。
KRGでは、ロット式ブレーキの自転車を趣味の範囲で生産したいと思いますが、フレームから造らないとダメなのかなぁ・・・
生き残った 新品のハンドル達を 青空 に かざしてみました。
ピカピカだぜ!
生き残った部品達を 少しづつ活躍する世界へ嫁がせたいと思います。by KRG