【ホイールバランスの重要性】
以前からずっと欲しかった TACRINO のホイール・バランス・システムを導入します。
どういう事かと言いますと、リム組の技術とは別問題としてそもそも車輪を構成している
部品のそれぞれに誤差があり、そのウエイトバランスは車輪が高速で回転した時に
余計なモーメントを発生させる。
それを、全て解決するのがこのホイール・バランス・システムなのです。
競技者なら絶対にやった方がいいと思います。
実際にタクリーノの上坂さんが KRGにお越し下さりKRGのカボチャ号(COZOMA)の
ホイールのバランス調整をして下さいました。
車輪組の修行中の 弟子(中学生)も 興味津津です(笑)
KRGのホイールは、セラミックベアリング・ハブに イタリア FIRのリム、TUFOのチューブラー
タイヤの組み合わせです。
バランスは想像と異なる場所で狂っておりました・・・・
大きなバランスの違いで想像出来るのは、リムジョイント部分と相殺する反対側のバルブ部分
このどちらかが、重いか軽いか。。。と想像すればあら不思議、、、その途中の箇所にウエイト
バランスの乱れがありました。
これは、タイヤやチューブの誤差等のバランスが狂っている可能性があります。
KRGホイールの場合は TUFOチューブラー(チューブレスチューブラー)の布の重なり部分
の誤差が出ていたと想像出来ます。
【要点】
1) アルミ製のリムジョイントはピンジョイントやウェルディング(溶接)でバランスが乱れる
これは想像し易いのですが、上坂氏のお話では高級なカーボンディープリムでもウェイト
の誤差が発生しているケースがあると言います(エポキシ等の不均一が原因かも知れません)
2) チューブの厚みの不均一や バルブ長でウェイトは異なりますので周囲のバランスは
違ってきます。タイヤも同様で周囲で全てが平均ではありません。
3) コンピューターマグネットなどをスポークに装着している場合も当然バランスは乱れます。
タイヤやマグネットも含めたコンプリートホイールとして バランスを取る必要があるという事です。
KRGも 今から20年ほど前 ARAYAのスーパーエアロ ディープリムのホイールバランスが
あまりに悪かったので鉛ウエイトを付けておりました。
しかし、ここまでのバランスシステムがなかったので完全なバランス調整とは行きませんでした。
僅か3gの バランスの誤差は大きく縦振動を起こしますが、車重(自重)が加わりエアーの吸収もあり
実感されない方がほとんどです。しかしホイールのバランスを取ると 下りコーナーなど高速時
の複雑な応力に加えて起る縦振動が軽減され 操縦はとてもスムースになり それは自分の
自転車ならすぐに実感出来ることと思います。
(タクリーノのホイールバランスシステム自体の機能、性能の話はご来店された時に改めて
ご説明したいと思います)
KRGでは、あなたのバイクのホイール・バランスを完全にメンテナンスする事が出来ます
作業工賃は とてもお安いのでお問合わせ下さい!